お仏壇を綺麗に修復するに当たって一番大切なことは、 そのお仏壇ひとつひとつに合った修復方法が、それぞれにあるということです。 例えば、漬け洗い（お洗濯）に適しているお仏壇は、 傷が広がっていたり、木が反ってしまっていたり、金箔が多く剥がれているものなどです。またクリーニング（すす払い・表面洗浄）に適しているのは、 傷も金箔の剥がれも部分的であったり、部品の表面だけが汚れている場合などです。

菩提樹のお仏壇分解クリーニングでは、お仏壇を一つ一つの部品に分解し、 使える素材はそのままで、部品ごとに必要な作業をきめ細かくプロの目で選択し、 クリーニング・洗い・素材修理などをそれぞれに施し、再び組み上げます。 そのようにしてお仏壇が「綺麗な状態で長持ち」するような高度な専門技術と、時代に合った必要最低限の「良心的な価格」を両立しております。

当社の専門技術は、厳しい研修・教育を受けた専門スタッフの技能と、お仏壇施工数1000件以上という積み重ねられた実績に基づいています。そしてお洗濯のような伝統工法に最新の科学的手法を組み合わせ、当社のオリジナルノウハウとしてサービスを提供しております。

 

これは瓔珞を洗浄しているところです。

瓔珞は細い糸で吊るされているため、時間が経つと糸が劣化し、水分にふれた瞬間に糸が切れてしまい、通常は綺麗にすることはできません。 当社の職人の熟練された技術によって糸を切ってしまうことなく、瓔珞の本来の輝きを取り戻すことができるのです。
買い替えると高価な瓔珞であっても、当社のお仏壇洗浄の基本作業内容に含まれていますので、お仏壇と合わせて綺麗にすることができます。

 

これはお仏壇を分解しているところです。

名古屋仏壇をはじめとして全国各地のお仏壇を綺麗にさせていただいておりますが、基本的にすべてこのように分解して部品ごとに分け、手作業により綺麗にしていきます。
古くなったお仏壇の釘は錆びて内部が太くなっていることもあり、簡単に釘が抜けず、熟練した技術がないと分解できないようなお仏壇も少なくありません。

 

ペーパーで研磨しているところです

これはお仏壇の漆を綺麗にする際の下処理としてペーパーで研磨しているところです。
当社のお仏壇クリーニングは昔からある本来のお仏壇のお洗濯方法も取り入れた工法ですので、このように良い仕上がりのためにしっかりと下処理にも時間をかけています。
このようにすべて職人による手作業でお客様の大切なお仏壇を甦らせているのです。

 

金具打ちしているところです。

これは金メッキした金具を取り付けている金具打ちしているところです。
金メッキした金具は、金メッキした釘で打つのですが、小さなものは全長約4.5ミリのものもありますので熟練した腕がないと上手に取り付けられません。また上手に打たないと金メッキした釘の頭のメッキを剥がしてしまいます。
そのため1本1本丁寧に慎重に取り付けていかなければなりません。

 

これはお仏壇を組み立てているところです。

当社のお仏壇クリーニングは分解して部品ごとに綺麗にしていき、このように仕上がった部品を最後に組み立てていきます。
金箔部分を剥がさないように気を使い、左右のバランス、高さなどを測りながら職人の腕によって組み立てられ、最後に最終チェックを行います。

 

これは真鍮仏具の修理をしているところです。

高温はんだ付けや銀ロー付けなどで、お客様が気にされていたような壊れた仏具も綺麗に修復していきます。
このような作業も下地処理をしたり、加熱したりする作業ですので、誰にでも簡単にできるものではなく、数々の経験を要します。

 

金箔押しの作業です。

もとの金箔を剥がし、下地を確認してから１枚１枚職人の腕によって金箔を貼っていきます。
１万分の１ミリ、２ミリといわれる薄さですので、経験を積んでいなければとうてい取り扱いできません。
また春夏秋冬などの季節、晴れ雨などの天候にも大きく左右されてしまいますので、最後は職人の長年の経験がものをいいます。

 

これは彩色しているところです。

手書きで細い特殊な筆などで仕上げます。彩色は胡粉にて下地した彫刻等の部品に対し、岩絵具を用い繊細に描いていきます。
金箔の上に施した金彩色や、胡粉地の上に施した極彩色があり、彩色によって彫刻には命が宿り、各部品についても荘厳に仕上がります。
このように当社の職人の熟練した技術によってお客様のお仏壇や、お仏具を修復していきます。

金仏壇、仏具など個別の作業内容について詳しくは、サービス詳細のページをご覧下さい。